毛穴・肌質の治療
「毛穴」と一口に言っても原因は違います
毛穴が気になるとご相談いただく場合、実際に起きていることは何通りかあります。原因によって有効な治療が異なるため、まずどのタイプかを見きわめる必要があります。
開いて見える毛穴
皮脂の分泌が多く、毛穴の出口が広がっている状態です。鼻や頬の内側に多くみられます。皮脂腺そのものの働きと、毛穴周囲の慢性的な炎症が関わっています。
黒ずんで見える毛穴
毛穴に詰まった角栓が酸化して黒く見えている状態です。角栓は皮脂と角質が混ざったもので、無理に押し出すと毛穴周囲を傷め、かえって開きが目立つようになります。
たるんで見える毛穴
加齢により皮膚を支える構造がゆるみ、毛穴が縦長の楕円に引き伸ばされた状態です。頬に多く、皮脂の量とは関係なく生じます。皮脂を抑える治療では改善しないため、たるみそのものへの治療が必要です。
真皮のコラーゲンやヒアルロン酸などの細胞外マトリックス(ECM)が減少していることが背景にあるため、これを補い、線維芽細胞のはたらきを促す注入治療が有効な場合もあります。詳しくはたるみの治療のページをご覧ください。
にきびの痕としての凹み
にきびの炎症が真皮に及んだあと、皮膚が陥凹して残ったものです。毛穴が開いているように見えますが、成り立ちが異なります。にきび痕の治療のページで解説しています。
毛穴の周りの色素沈着
毛穴そのものではなく、周囲に色素が沈着して黒く見えている状態です。シミの治療のページもあわせてご覧ください。
毛穴は「なくす」ことはできません
毛穴は皮脂を分泌するための構造で、誰にでもあります。治療の目標は毛穴をなくすことではなく、開きや黒ずみを目立ちにくくし、その状態を維持することです。
また、毛穴は一度の治療で変わるものではありません。皮脂腺の働きや皮膚の構造に関わるため、複数回の治療と、日常のスキンケアの見直しを組み合わせる必要があります。
当院の治療
当院では、皮脂腺に作用する1319nmの波長のレーザーを導入しています。この波長は皮脂腺の機能を抑制し、毛穴周囲の角化を和らげる作用があります。
さらに、ニードルRFなどを組み合わせて、毛穴と肌質を並行して治療しています。同じ「毛穴が気になる」という主訴でも、皮脂が主体の方、たるみが加わっている方、炎症が続いている方では、組み合わせる治療が変わります。
皮脂腺に作用する治療のため、にきびでお悩みの方にも用いています。
ご自宅でのスキンケア
治療と同じくらい、毎日のスキンケアが結果を左右します。特に次の3点にご注意ください。
- 角栓を押し出したり、毛穴パックで無理にはがしたりしないこと
- 洗いすぎないこと。皮脂を取りすぎると分泌がかえって増えることがあります
- こすらないこと。摩擦は毛穴周囲の炎症と色素沈着の原因になります
当院では、治療と並行してスキンケアの内容も一緒に確認しています。
治療期間・費用・副作用
治療期間
月1回の治療で、およそ4〜6か月が目安です。
費用
1回 60,500円〜143,000円(税込)
診察代、麻酔代、内服薬などは別料金となります。
副作用・リスク
疼痛、発赤、湿疹、色素沈着などが起こることがあります。
よくあるご質問
毛穴は治療すればなくなりますか
毛穴自体をなくすことはできません。開きや黒ずみを目立ちにくくすることが治療の目標になります。
何回くらい必要ですか
毛穴のタイプと状態によりますが、集中的に治療する期間として4〜6か月を目安にご案内しています。その後は状態を維持するための治療に移行します。
毛穴パックは使ってもいいですか
おすすめしていません。角栓は取れますが、同時に必要な角質もはがれ、毛穴周囲を傷めます。繰り返すと開きが目立つようになることがあります。
皮脂を抑える治療をすると乾燥しますか
一時的に皮脂が減ることで乾燥を感じる方がいます。保湿の方法を含めてご案内しますので、ご相談ください。
