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ビタミンCやビタミンEの美容応用への歴史

[2023.05.06]

今日はビタミンについて。

日本では、約46年ほど前に当時問題となっていた女子顔面黒皮症にビタミンCが有効だったと報告されました。女子顔面黒皮症とは、いわゆる「肝斑」を含んだ色素異常症だったようです。

そこから、ビタミンCやの色素沈着症への応用などの研究がさらに深まりました。

当時、女子顔面黒皮症の患者血清を調べると、「過酸化脂質」が優位に高いことがわかりました。「過酸化脂質」と色素沈着に何らかの関係が示唆され、そこで抗酸化作用のあるビタミンCとビタミンEを併用する研究が行われたんですね。

そこでわかったのは、試験管の中で、ビタミンCは「過酸化脂質」を増やしてしまうが、体内では「過酸化脂質」を減らす作用があるということでした。

なぜ、ビタミンCは体内では「過酸化脂質」を減らすのか、というと、体内には「ビタミンE」が含まれているから、反対に言えば「ビタミンE」があるからこそ「ビタミンC」は抗酸化作用を発揮できる!ということです。

この二つのビタミンを併用することで色素抑制効果、血清過酸化脂質減少に優位に有効性を認めるという報告がされたことが、今日の美容医療の礎となっています。

ビタミンCは奥が深いので、またご説明していきます。皮膚の老化防止、免疫などにも効果的ですので、内からも外からも補給を薦めております。具体的な量などについてもまたお話ししていきます。

 

 

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