知っていますか?薬の塗り方
皮膚科ではよく塗り薬を出します。
飲み薬は内容が決まっていますので、1日3回飲めば、どのくらい効くかを推定しやすいです。しかし、塗り薬は飲み薬と違って、どのくらい、どんなふうに塗るのか?が人により違うことがありますので、塗り方の指導がとても大切です。
ぬり薬の塗り方、皆さんご存知でしょうか?
「擦りこむ」といいのかな?べたべたするから、少し塗ればいいかな?
外用薬は、「フィンガーチップユニット=FTU」という考え方があります。
人差し指の第一関節まで、軟膏を出しすと約0.5gとなります。
これで、大人の手のひら2枚分を塗るのが、適切な量とされています。
自分のやり方と比べて、少なかったですか?多かったですか?^^
「少しキラキラ光るくらい、擦りこまず、塗りましょう」
お風呂上がりの血行のよいときに塗るのが、効果的です。塗り薬は「薬箱」でなく「脱衣所」に置くようにしましょう。
厳密にいうと「しわに沿って塗る」のがより効果的です。普通、体は横に皴が出るようになっています。腕も、サーっと縦に塗るより、横横で塗るといいですね。
お子さんの保湿剤も同じです^^
知っているようで、知らない外用剤の塗り方、参考にしてみてください。