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「しみ」と「くすみ」の違いは何?

[2023.04.09]

イブクリニックです🍀

「シミ」と「くすみ」の違いとは何でしょう?

なんとなーく「老人性色素斑?」とか「肝斑?」とか聞いたことあるし有名だけど、じゃあ、一体なんなの?と思いませんか?

めちゃくちゃ簡単に言うと・・

「しみ」は「岩」
「くすみ」は「煙」

と、言えます。

 

「しみ」とは、老化したケラチノサイトの異常増殖が原因です。

この異常ケラチノサイトはメラノサイトから、樹状突起を経て黒さの素であるメラノソームを受け取っています。メラノソームを含んだケラチノサイトが、異常に増殖し「岩」のように皮膚に留まったもの、それが「シミ」です。

これに比べて、「くすみ」は、メラノサイトの異常です。

メラニン顆粒を生成する「メラノサイト」は本来、紫外線刺激を受けることで、メラノソームを生成し、ケラチノサイトに渡し、メラニンキャップを作り、皮ふを守る役割があります。

しかし、長年の誤ったスキンケア、紫外線暴露などにより、表皮や真皮が痛み、様々なサイトカイン(炎症物質)がメラノサイトに信号を送り続けた結果、「メラノサイトの活動性」が亢進し、メラニンを作り続けてしまう状態になります。

これが「くすみ」です。

煙は追い払っても、火元があれば出続けますよね?
ですので、「くすみ」の治療には、その火元のコントロールに必要です。まず、ご本人が簡単にできるのは「こすらないスキンケア」と「紫外線予防」となります。

当院では、そこに内服や外用薬、施術などを組合せて治療していきます。

 

シミ(岩)は砕いて治療

くすみ(煙)は火元のコントロール

 

よく言われますが、シミは皮膚腫瘍のような、「器質性疾患」であり、くすみは、糖尿病や高血圧といった「機能性疾患」と分類されます。

この診断は、医師でも訓練を受けていないとなかなか難しい分野です。患者様に「肝斑で困ってます」と相談を受けて、画像診断すると「シミ」だったということもよく経験します。

最近は、「ニードルRF」が「くすみ」や「肝斑」に有効であることがわかってきており、当院でも、治療成績が上がっております。

ぜひ、正確な画像診断を使い、治療に精通した医師の判断で治療をして下さい。それが健康的な素肌を手に入れる一番の近道だと思います。

 

 

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